社会福祉法人は全て善で株式会社は全て悪なのか?
ダイヤモンドオンラインの記事からです。
東京都の認可保育園の9割が加盟する東京都民間保育園協会の事業計画にはこう書かれている。
「公立保育園の民営化については、社会福祉法人を中心に受託していくことを推進する」現在、全国の自治体は、財政難から公立保育園の民間への委託を進めている。前章で紹介したように株式会社の認可保育園への参入は激しい抵抗に遭い2%以下にとどまっているが、それは新設だけでなく公立の民営化という場面でも同じだ。団体はわざわざ事業計画にそれを明言しているのだから。
前々から保育園業界(社会福祉法人など)が株式会社の参入に拒否反応をしているようです。保育園が足りないのは全国的な問題で皆さまご存知の通りですがこれって要するに「既得権益」を取られたくないからだけじゃね?と思うのは私だけではないはずです。保護者の不便はそっちのけで。ここ最近「保育園落ちた日本氏ね」ブログ問題も最近ありましたがそれは置いておいて。
社会福祉法人が保育園の新設を認可された場合、施設整備補助費が公費で出ます。運営でも国や地方自治体から潤沢な補助や支援金が出ます。また社会福祉法人は税金は基本的に非課税です。(法人税、事業税、住民税、消費税、固定資産税)一部例外もあるらしいが。こんな逆風にもかかわらず株式会社格でも効率化追求と保育の質向上の両立をはかりしっかりと事業化しているところもあります。
トンデモ事業所は株式会社、社会福祉法人とも多々あるようです。
コスト削減を極限まで進めた結果、死亡事故が多発したこともあった株式会社格の保育園、強引に余剰金を出させて余ったおカネで別の保育園を建てたり、息子や一族を園長や施設長、主任として配置するのはよくあることらしいです。また、社会福祉法人の理事長が社会福祉法人とは別に遊具販売会社を設立し、そこから遊具を定価で買うというロンダリングも珍しくはないらしいです。社会福祉法人による補助金の不正流用も少なくないんだとか。実際に死亡事故だって起きていますし。
要するに、株式会社だろうが社会福祉法人だろうが、いい経営者もいれば悪い経営者もいるという事でしょうか?待機児童問題を解決するために必要な財源の問題と監査強化はクルマの両輪でなければならないはずです。ムダの多い仕組みに資金を投入したところで、ざるから抜け落ちる水のようになってしまいます。またはポッケナイナイ?されてしまいます。
障害者福祉を語るはずのサイトになぜこの話題を持ってきたかといいますと、左翼マズゴミは「報道しない自由」を行使していてほどんど取り上げませんが児童福祉でさえ上記のような問題があるんだから福祉作業所など障害者福祉でも似たような問題が起きているのでは???ということです。
実際にどこの県とは言いませんが9000万円近いカネを流用して利用者を食い物にしていたトンデモ作業所があります。(勿論理事長は交代しましたがいまでもその作業所はあります。ブラッグぷりは相変わらずだと思われます。)障害者福祉業界も似たような構図があるのでは?と勘繰りたくもなります。実際そうらしいですが。。。他の件でもトンデモ作業所は多々あるようです。