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障がい者割引乗車券

おことわり
この記事では主に精神障害者向けのJR線の障害者割引について記します。(身体障害者手帳や療育手帳をお持ちの方には従前から割引制度があります。)正式には「精神障害者保健福祉手帳」と言うのですが長いので以下では障害者手帳と記します。

また下記及び応用編で例示している運賃などは2025年4月時点のものです。極力分かりやすくするために専門用語をなるべく使わずに記していますので細かな規則的なものを省略して記載しています。詳しくお知りになりたい方は各事業者公式のサイトなどでご覧ください。と言っても理解できない方が大半だとは思います。(軽蔑や侮辱などの意図は全くありません、実務経験があるうp主でも難儀するくらいこの手の規則系は難解なのです)さらに写真を多用していますのでお客様の閲覧環境によっては表示に時間がかかる、通信容量の消費が増える場合があります。乗車券の写真に関しても前述の対策&不正防止のためにあえて解像度を落としてあります。

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精神障害者にも割引導入

これまで長らく身体障害者と知的障害者には割引があったのですがJR各社や大手私鉄に精神障害者には割引制度自体が無く当然関係各団体から要望は出ていたのですが各鉄道事業者とも及び腰状態が長らく続いていました。背景としましては平成初期~中期頃まで精神障害や内部障害的なものに関して社会的に理解が進んでおらずどっかの病院か製薬会社がキャンペーン?をしだしてようやく少しずつ認知され始めたという感じです。
また障害者割引に関しては公的補助が基本的に無く各事業者の持ち出しになる部分も大きいと思われます。(コレは他の障害も同じです、そんなの事業者側の都合だろと言われてしまえばそれまでなのですが)

事業者の本音

※ほぼうp主の推測です。

(他で少し書いたかもしれないですが)身体障害者は見た目で分かるし療育手帳所持者もまあ分かるし精神障害者って「精神」が障害で身体機能に障害がある訳でないから普通に電車乗れるんじゃね?
一部の自治体で障害者手帳に写真の貼付が義務になっていないので手帳所持者本人であることの確認が出来ない。
あまり書くと一部のクレーマーが文句付けて来るのでこのくらいにしておきます。

割引条件手帳編

以下は精神障害者手帳の場合です。(身体障害者手帳や療育手帳ともほぼ同じ条件ではありますが)

上記手帳を所持している+写真が貼付されている+旅客鉄道株式会社等旅客運賃減額の表記がされている(長いので以下旅客鉄道運賃減額と記します。)+手帳有効期限内である

どれか1つでも無いと窓口などで割引はされません!
写真の貼付が無い場合(現在では少ないと思われますが)には手帳自体の再発行が必要です。令和7年以降新規発行された手帳にはあらかじめ旅客鉄道運賃減額の欄がありますがそれ以前に発行された手帳にはそもそもありません。(だって元々精神障害者手帳所持者に割引が無いから)

この場合お住いの市区町村の福祉窓口で証明を受ける必要があります。(お持ちの手帳に役所職員が旅客鉄道運賃減額シールを貼るまたはスタンプを押す。自治体により異なりますが効力は変わりません)また割引を受けるには必ず手帳原本が必要でコピーや手帳申請書などでは当然認められません。障害者手帳の発行には原則都道府県経由になるので発行には長くて2~3か月かかります。更新手続きは3か月前から可能ですのでJR線などを利用する機会の多い方は早目の手続きをおススメします。

乗車券購入編

ご存じの方も多いと思いますが精神障害者の等級には1~3級まであり1級が旅客鉄道運賃減額第1種、2・3級が旅客鉄道運賃減額第2種となります。第1種と第2種というのはJRなど鉄道事業者が割引区分上便宜的に区分しているものになります。割引率はいずれも50%です(つまり半額)JR線の場合、10円未満の端数は切り捨てになります。

第1種の手帳所持者&12歳未満の第2種手帳所持者は介護者1名も割引になります。ただし同じ区間に限ります。普通乗車券、定期券、回数券(回数券に関してJRでは障がい者用のみ発売)普通急行券(いわゆる急行券、ただし現在JR線での定期運行はありません)12歳未満の第2種手帳所持者の方は定期券のみ割引になります。(元々普通運賃が半額だから)

手帳所持者が単独で乗車する場合(大部分の方がコレに該当すると思いますが)営業kmが100kmを超える場合に普通乗車券のみ半額となります。たまに101km以上と記しているサイトや雑誌などが見受けられますが厳密には誤りで営業キロなどを計算した結果例えば100.4kmになる場合運賃計算で1km未満の端数は切り上げて計算するルールがあるのですが(各社旅客営業規則にも記載あります)それと混同しているかと思われます。実務上そこまで問題にならない事が大半かとは思いますが念のため記しておきます。なお特急券やグリーン券などは割引になりませんので一般ルール通りで必要であれば購入します。

購入方法としては窓口または通話機能のある指定席券売機で手帳を提示の上で購入することになります。(通話機能のある指定席券売機:西のJR&四国・みどりの券売機プラス、北のJR・話せる券売機など愛称がついてます)近年全国的に窓口やオペレーター対応の時間が短くなる傾向があり早朝や深夜帯だと購入できない場合があったりするので出来るだけ前もって購入したほうがいいかもしれません。

キップにも記載がありますが乗車の際は必ず手帳を携帯して乗務員や駅員から提示を要求された場合には提示しなければなりません。(あまり無いらしいが)上記の割引乗車券を使用した裏技的なものは長くなるので応用編として別の記事にしました。

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JR線以外の状況

一部第三セクターの鉄道事業者や大部分のバス事業者は以前から手帳提示で運賃半額になる事が多いです。現在大手私鉄や地下鉄ではJR線と同様の条件(連絡運輸を含みます)、距離に関係なく手帳所持者には運賃を割引するなどまちまちです。公営事業者や政令指定都市に多いのですが地元在住者限定で無料乗車証や割引乗車証を発給する例も多々あります。

一部の事業者で小児乗車券+有人改札で手帳提示で乗車できる場合がありますが仮にA事業者で出来たからと違う事業者で同じようにすると専用の乗車券を買う必要があると言われた、最悪不正乗車扱いされてしまいトラブルになる例が散見されています。鉄道だけでなく他の公共交通事業者などにも言えますが乗車予定の事業者にあらかじめ事前確認をしていただくことをおススメします。

おことわり

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