睡眠不足でも仕事出来るの?
結論から言えばフルパワーでそんな仕事をするのは無理だと思います。今考えると昔の私は社畜になりきりしてました。ハケンと言う名の偽装請負で毎日12時間勤務の週6日出勤で約13年間仕事してました。時間は朝8時半から夜9時までの勤務と夜8時~朝9時までの勤務を1週間ずつ交互にしていました。名目上は週休2日なんですがほぼ毎週休日出勤があって実質は上記に書いたような出勤頻度になっていました。
きっかけは20代後半に前の職場のリストラで(当時はそんな言葉もなかったが)日払いバイトやわずかな蓄えで食いつなぎながら仕事探してて給料の高さで上記の職場を選んでしまいました。当時は勿論カネなんかない状態でしたので。地方の工場を転々とする日々がずーっと続きました。幸い自分の場合は他の者に比べて比較的空き時間が出来る職場だったので(もちろんきつい仕事に変わりはないが)お腹痛くてトイレに行った振りして隠れて深夜に仮眠していました。勿論12時間勤務の夜勤でも休憩は45分+15分のみです。こんなのまともに仕事していたら誰でも体を壊すのは当然なんですが。
だましだましそういう仕事をずーっとしていてある時に休憩時間すら持ち場を抜ける暇が無い職場に回されて3か月で再起不能になりダウンしてしまいました。我慢できないので盆休みを境にバックレてやりました。まともに退職届出してもまず受け付けないブラッグ企業だったので。前まであまりにもバックレや連続欠勤で辞める奴が多過ぎてなんなんだろうと思っていましたが自分がこういう境遇になりはじめてここのブラッグ企業の本質が分かったと言う訳です。この手のハケン(工場ハケン)は他の会社でも通用するようなスキルがまったく身につかないので長くいればいるほど足元を見られます。おかげで貴重な30代を無駄にしてしまいました。
それから数年休養して今はフリーランスといわゆる福祉作業所を掛け持ちしてなんとか食いつないでいる状況です。まあ作業所の単純作業程度なら半分寝てても出来るでしょうが(笑)
後日談
なんでもその方は数年たって不要な帳票類を整理していたら上記の勤務時間管理表や給料明細や源泉徴収票が出てきたそうです。「あれ?コレって労災じゃねえの?オレ何してんだ???」と思ったらしく数か所法律事務所(つまり弁護士)に相談したらその中の1か所が「長期間経過しているがこれだけ資料があれば十分訴訟提起できるレベル」と言われたらしく本当に訴訟するそうです。ただ請求額が半端なく裁判所に納める印紙代が数十万円レベルとのことでその人は頭を抱えているそうです。結局訴訟提起したようですが。
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