重度の不眠から病院にいくことに
以前一人暮らしをしていた時に、栄養不足と仕事のストレスから、重い入眠障害を罹ったことがあります。その頃は仕事でクタクタでしたが、床に入ると急に仕事や将来の心配事といった雑念がどんどん湧いてきて、入眠できないのです。小さい頃から寝付けないことが多かった私は、2時間前後寝付けないことはザラでしたが、その頃は、夜の12時頃布団に入って朝方まで寝付けないことが一週間ぐらい続きました。
夜ほとんど寝ない日が続くと仕事にも影響が出ました。判断力が鈍ってミスが続いたり、日中に睡魔が襲ってきたりで仕事になりませんでした。そして、離れて暮らす家族に相談したら病院へ連れていかれたのです。
診断結果はうつ病でした。慣れない仕事が続いたせいでストレスがかなり溜まっていたことと、栄養不足が問題だったようです。そして、仕事を休んでの長い療養生活が始まったのです。私はうつ病の薬と睡眠導入剤を主治医の指示で飲み始めました。
さすがに仕事を休みながら休養するとうつ病の症状はみるみる良くなっていきました。最初の頃は、うつ病の薬を飲んでも体がほてりを感じるばかりでしたが、2週間を過ぎたあたりから少しづつ頭が動き出したのです。それとともに徐々にではありますが、夜中に眠れるようになっていきました。
眠れるようになったのは睡眠剤のおかげか?
しかしながら、睡眠導入剤を飲んでいたから寝むれるようになった、という訳ではありません。薬を飲むとそれなりに眠くなるのは確かでしたが、私には薬の効果をはね除けてしますほどの頑固な入眠障害がくすぶり続けていたのです。睡眠導入剤を飲むとそれがかえってプレッシャーになり、緊張感が沸いて頭が冴え出すのでした。
もちろん、夜中一睡もできなかったうつ病がひどかった頃に比べれば、だいぶ良くなっていたのは確かです。その頃は夜の11時頃に床に入ると、いつも4時間後ぐらいには眠りに就いていました。なかなか入眠できないと言っても毎日5時間以上眠れていましたし、判断力も増していたのは確かです。
ただし、それが睡眠導入剤のおかげだとはどうしても思えないのです。なぜなら、睡眠導入剤のおかげで眠れているのであれば、飲んですぐに効果が現れているはずだからです。なんとか眠れていたのは、ストレスの無い環境に身を置いたからに他なりません。
結局睡眠薬を飲むのはやめました
最初の2ヶ月ぐらいは睡眠導入剤を飲んでいましたが、結局、その後は飲むのを止めてしまいました。その後は、薬なしで生活リズムを立て直すことに成功しています。睡眠導入剤にもいろいろ種類があり、人それぞれ効き目も違うはずですが、私にはどうにも睡眠導入剤は合わないようです。
- 上記の記事はあくまでも個人の感想であり効果や効能を示すものではありません。
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