睡眠&メンヘルサーチ

睡眠とストレスの関係やそれに関連する精神疾患や障害をいろいろな角度から掘り下げます。

福祉 体験談

障害児と電車通学

障害児と乗り合わせるように

私は学校まで電車通学をしています。毎朝ほぼ同じ車両に乗るのですが、ある日から中学生くらいの男の子が同じ車両に乗るようになりました。その子は障害を持っていそうな雰囲気で、はじめ私はつい避けてしまっていました。私が高校生の頃、障害を持っている方に追いかけられてとても恐怖を感じた経験があって、それから精神的な障害を持つ方の近くにいるのが苦手になりました。

偏見かもしれませんが、私の中で少しトラウマになってしまっていたのです。だから、その男の子に対しても同じような目で見てしまっていました。しかし、その子は毎朝私の目を見て「バイバイ」と挨拶をしてくれるようになりました。それでも私は少しの恐怖と罪悪感を持ちながら会釈するだけの日々を送っていました。会いたくないなと思う時には、車両を変えたり時間をずらしたりすることもありました。

障害者をテーマにした授業で考えが変わる

しかし、ある時、学校で障害者をテーマとして扱う心理学の授業を受けて、私の考えが少し変わりました。その授業では、「障害者を特別扱いしなくていい。何も考えずに普通に接すればいい。ただ、困った時に助けるのは障害がある人に対してもない人に対しても同じでしょう」と先生がおっしゃって、私は心がすっと楽になったような気がしました。

今まで障害を持つ方を見ると、自然と気を張ってしまっていた自分に気付きました。何も考えなくていいんだなと思うと、逆にその男の子に会いたくなりました。そして、後日またその車両で男の子に会いました。いつもの通り、男の子は私に近寄ってきて声をかけてきます。

普段の私ならきっと微妙な表情をしてそっぽを向いてしまうのですが、その時の私は自然とその子に対して笑顔を向けることができました。するとその子は「髪型かわいいね」と言ってくれました。私は嬉しくて、また笑顔がこぼれました。あぁなんで今まで知らないふりをして、なんてひどいことをしてきたんだろうと少し後悔しました。それからは毎日「バイバイ」を言い合う仲になりました。

最近では「いってらっしゃいって言って」とおねだりしてくるので、笑顔で「いってらっしゃい」と見送っています。今では、私を慕ってきてくれる、そんな男の子がとても可愛く愛おしく思います。

世間の目はやっぱり冷たい

正直、私がその子と話すときの周りの目は冷たいです。私以外の周りの大人たちはその子を無視します。今まではそんな空気に私も流されていました。私はその子と先生に出会って、今までの考え方を改めることができてよかったと思います。

「人を差別しない」なんて当たり前に教えられてきている世の中でこんなに身近に差別があるのに、なんとも感じていなかった自分が恥ずかしいです。それに気づいて変われてよかったなと思います。

おことわり:上記の記事はあくまでも個人の感想であり誰かを批判したりとかするものではありません。間違っても障害児の方やそのご家族の方々を悪く言うものでもありません。

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