睡眠&メンヘルサーチ

睡眠とストレスの関係やそれに関連する精神疾患や障害をいろいろな角度から掘り下げます。

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うつ病で一時働けなくなってA型作業所に2年ほど通所した

☆作業所の意味に関してはこちらの記事をご覧ください。(サイト内リンクです、一般人の方にもわかりやすいように書いています事をご了承ください)

うつ病=心の病気?

今では「うつ病」といえば一般的な病気であり、深刻な病気ではなく「心の風邪」などと軽く言われることも多いです。しかし、いざ自分がうつ病を発症した時には「心の風邪だから大丈夫」などと気楽に考えることなど全くできませんでした。

私の場合は、入社3年目で配属部署が変わり、そのことが契機となり発症しました。転属が決まった時に、気持ちを新たに頑張ろうと思い、早く新しい仕事を覚えようと必死に毎日の仕事をこなしておりました。しかし5月の連休の終わりころに、急に仕事に行くことに対し億劫な気持ちになっている自分がいました。それでも出勤し、日々の業務をこなしていたのですが、徐々に体がしんどくなり、気持ちが落ち込む日が多くなり、眠れなくなる日も多くなり精神科に通院することにしました。

診察の結果休職して療養生活に

通院すると「うつ病」と診断され、休職をするようにと言われ、抗うつ剤や安定剤、眠剤などの処方が始まりました。クスリは5種類でエビリファイ・ソラナックス・レキソタン・ワイパックス・アモバンを現在は服用しています。会社に休職をする旨を伝えようと思った時に、余りにも心身の状態が悪く、思わず泣いてしまい「仕事を辞めたい」と伝えました。上司の反対があったものの、次の日から仕事に行くこともなく半年後には退職を言い渡されました。

うつ病と診断されてから4年後、薬の効果もあり、状態は良くなっていったのですが、同時に貯金も尽きてきてしまいました。どこかで働こうにも、また調子が悪くなってしまうのではという不安な気持ちが強く、一歩が踏み出せないで日々が過ぎていきました。

普通の会社への復職は厳しいのでA型作業所に

そんな時に友人から「就労継続支援A型という福祉施設で働きながら、社会復帰を目指す道もある」「実際にうつ病で、A型作業所に通いながら一般就職した人を知っている」「ハローワークで相談してみるとよい」というアドバイスをもらいました。抵抗はあったものの、ハローワークで相談すると就労Aの求人があり面接を受けました。

始めて見るA型作業所は、働いている人も障害者だとは分からず、普通の会社ではないかと思うほどでした。とりあえず体験からということで1週間通ってみると、自分よりも仕事ができて精神的にも安定している人が多く驚かされました。そして私もA型作業所で働きながら、遠のいていた一般社会のリズムを取り戻して一般就労を志すことにし、そのことを施設長に伝え雇用してもらい働き始めました。

最初は、起きて出勤するということさえも一苦労で、病気とはいえ仕事にブランクがあるということは大変なことだと思いました。A型作業所に通い出して2年、調子を崩し休むことや早退することもありますが、少しずつ前に進んでいると思います。通院・服薬しながら、休むことなく通い、一般就労を目指したいと思っています。

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