隣がトンデモ世帯だった
私が実家で住んで居た頃の体験談です。新築建売が沢山並んだ新興住宅地に新居を買って住んで居ました。ほとんどのお宅は小さな子供や生まれたばかりの子供がいる世帯がほとんどでしたが、我が家と隣の家は子供が社会人になった高齢世帯でした。社会人といっても隣の息子さんは働いていません。
精神的な疾患か障害があるらしく自宅療養という形をとっていてお母さんが一人というお宅でした。住み始めは問題がなかったのですが、数か月たった頃から自宅の車がところどころ凹んでいる事に気が付きました。
クルマの運転を毎日する家庭では無かったのでこんなに凹むのは事故以外あり得ないと思い、事故を起こしていない以上他の原因を探りました。怖くて監視カメラを設置してみるとなんと隣の息子さんが我が家の車を蹴っているのが映っていました。
防犯カメラ映像付きで車屋が修理交渉に
我が家は女が多い家系なので文句を言って何か反撃されてケガなどしたら怖いので車屋さんを呼んで相談しました。車屋さんは隣の家に修理の交渉に行ってくれましたが、初めはわが子がするはずないの一点張りでした。
しかし監視カメラの映像を見せると明らかに隣の自宅から出てきた息子さんが我が家の車を何度も蹴っていた映像だったのでお母さんはガックリした様子で修理代を支払ってくれる事を了承し、お詫びの品をもってこられました。お母さんはまあいい人だとわかったのですが、息子さんはその後も我が家以外の家にホースで水を撒いたりとか花瓶を蹴って割ったりする事を続けていて当然近所からは白い目で見られるようになっていました。
やっぱりこういう人住んでたら怖い
みんな小さな子供がいる世帯なのでもめ事を起こすと子供に影響があっては怖いので警察等を挟んだ解決方法を望む様になりました。精神疾患があるとは言っても毎日昼間にウロウロしているみたいなので家にいる事が少ない世帯は何をされるか怖くてビクビクしてしまいます。小さな子供は家のすぐ側で遊べず、子供だけで居るのも怖い状況です。
我が家は隣に住んで居る事もあり隣から悲鳴や叫び声が聞こえる事も良くあり怖い思いを抱えていました。それが数か月続いたある日、隣の家に引っ越しのトラックが来ているのが見えました。新築物件で母子家庭だったので絶対引っ越しはないと思っていたのでガッツポーズが出るくらい喜びました。近所の人達とも引越情報を共有して喜べました。
その後に引っ越してきた世帯も社会人の息子さんがいる家庭でしたが、きちんと挨拶ができる紳士的な家庭だったので安心して暮らせるようになりました。隣の人が何をしだすか分からない家庭だと本当に怖い思いをするんだと思い知らされたと同時に引っ越し先の隣人は引っ越す前に見ておきたいと思う様になりました。
補足
上記の記事のような事象も精神疾患や知的障害が悪者にされてしまう原因の一つなのではないかとも思います。家族や福祉関係者が本人をきちんとしっかりサポートしていないと(こうなるのは百も分かっているはずなので)結果として近隣に迷惑をかけることになり当然ながら一般人から悪者扱いされてしまいます。
※なお当然ですが知的障害者や精神障害者、身体障害者、そのほか重い病気や障害をお持ちの方々やそのご家族、関係者などに対して差別するとか蔑視するというような意図では制作しておりません。(免責事項)またこのサイトは障害を知らない、分からない一般人向けに編集しています。なにとぞご了承ください。
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