リアル老害?
高校生の頃の話です。私は友人と電車に乗って都会に遊びに行こうとしていました。休日の昼で電車内はとても混んでおり、バックから本も取り出せないほどでした。途中駅に降りる予定もなく、ドアから離れて閉まるのを待っていました。
その時、友人ができる範囲でドアから離れていたのにもかかわらず、老人が友人に「邪魔だ! マナーを教えてやる降りろ!」と怒鳴って言ってきたのです。この時、友人は唖然とし助けを求めていましたが、私も唖然として友人をかばうことができませんでした。周囲は、異常な雰囲気に包まれていて、私はとても怯えていました。
よく見ると、その老人には、同伴者の娘と思われる人と子供がいました。そして、娘はこちらに向かって、謝罪し、老人(父)にやめるように説得していました。ですが、老人は怒りが収まらず、何度も「降りろ!」と言ってきました。私はネットで飛び交う「老害」とはこのことなのかと思いました。「老害」というのは、よくネットなのどで見かけますが実体験はなく、真実だとは思っていましたが実体験する方が珍しいことだと思っていました。
結局何も出来ずに
そして、私は友人を助けようと思いましたが何を言うべきか、自分自身も絡まれたら・・・と思うと何もできず、立っているだけでした。私は友人すらも救ってあげれないのかと思いました。その後、友人は罵声に耐えて降りることなく、電車のドアが閉まり、一安心しました。さすがに、ドアが閉まったので何もできないだろうと思っていたからです。
ですが、老人は怒りがなおも収まらず電車を蹴ったのです。これには、友人も私も乗員もみな驚いていました。電車が出発して、車内は異常な雰囲気でしたが、本当に一安心をして、友人の心配をして、できるだけさっきの出来事には触れないでおこうと思っていましたが、友人から老人との出来事を話してきました。「さっき降りていたらどうなったのだろう?」とか、「なんで助けてくれなかったの?」とか、「そもそも私たちどいていたよね?」などを話し合いました。
私は友人があまり気分を害していないようすだったので、ほっとしました。もし害していたら、遊びは中止になっただろうし、さらに悪い場合、友人関係が悪化し、音信不通になったかもしれません。ですが、今でも仲が良くこの話をしても怒ることなく話してくれるので、なんて心優しい人なんだと思いました。私も、友人くらい心優しい性格の良い人になりたいとその時以来常々思っています。
うp主からの補足
キレる老人という記事を思い出してしまいました。長くなりそうなのでこの辺については別の記事にします。上記の記事はあくまでも個人の感想であり特定の個人や事業者などを批判したり誹謗中傷などをするものではありません。またこの記事と状況が変わっている可能性もありますので最新の情報はお手数ですがお客さまご自身でご確認をお願いします。
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