同じサウナでも違いが
近年サウナブームで汗を出してスッキリ「ととのう」事にハマっているという方も多いようですが実は大きなリスクを抱えている事に気づいてない方も多いようです。よくサウナは健康によいという海外発信の論文を目にしますが大半がフィンランドの研究だそうです。実は日本のサウナとフィンランドのサウナは大きな違いがあって、日本の多くのサウナが「乾式高温サウナ」なのに対しフィンランドは「湿式低温サウナ」が主流で当然ですが欧米人と日本人との体格など身体のつくりも違うので一概に比較はできません。まあ日本にも「低温サウナ」があるにはあるのですが。
日本のサウナ:70~100度で湿度20%くらい
フィンランドのサウナ:40~50度で湿度100%近く
日本の低温サウナ:40~60度くらいで湿度高め
とはいえ、サウナで汗をかくのは気持ちよく(好みによりますが)ストレス解消につながるのも事実です。水分補給をしっかり行って正しく楽しみながらサウナを利用していただく分には何も問題はありません。また基本的なサウナの入り方などは当記事では割愛させていただきます。
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サウナのリスク
超高温空間
日本の一般的なサウナの室内は80~100度です。猛暑日でクルマを日向ぼっこさせると車内温度がほぼ同じくらいになると思います。当然ですが人間に体温調整機能(汗かく)があるとは言え長時間のサウナは危険ともいえます。また低血圧&高温で血管が広がった状態に血管が拡張するので血流はよいように感じますが血圧は低くなります。降圧剤を服用されている高血圧症の方は特に注意が必要です。極端に血圧が下がり心筋梗塞の恐れも出てきます。
脱水状態で血液ドロドロに
個人差もありますが1回のサウナで300~400ml相当の水分が身体から出ていくと言われています。サウナに出たり入ったりを繰り返して1日で体重を2~3kg減らす方もいるようですが本当に痩せたのではなく単純に水分が抜けているだけだそうです。当然ですがその後で水分をたくさん摂れば元通りになります。また腎臓にも大きな負担がかかるそうです。
水風呂で一転高血圧に
高温状態のサウナから水風呂に入るかたも多いと思いますが上記のように低血圧状態が一転して超高血圧状態になってしまいます。強者になると長時間入って「頭がグルグル回るのが気持ちいい」と言う方も居るそうですが脳内から何らかの気持ちよくなる物質は出るのかもしれませんが急激な血圧の上下動が原因なのは明白です。いわゆる「ととのう」状態になるのもそれらが原因らしいです。その状態でビールなど飲もうものなら・・・考えるだけで怖くなってしまいます。
ととのうの裏で悲鳴
ではどうすればいいのでしょうか?諸説あるのですが出来るだけ短時間でサウナを出る(出来れば低温サウナで)のがいいそうです。12分計が1周するまで粘っている方がたまにいるようですがアスリートでもない限りは粘る必要はありません。心臓の鼓動がバクバクする場合、血管が悲鳴を上げているサインです。
水風呂も短時間で済ませましょう。サウナ後にすぐ水風呂に入ると上記でも記しましたが血圧は上昇します。当然血圧の急変動は心臓や血管に大きな負担がかかります。また水圧の影響もあります。サウナ後には必ず水分補給しましょう。(ビールでは逆効果です)心臓や脳の血管は2~3mm程度で多少の収縮は耐えられますが血管内は脱水状態でドロドロです。
医師でも見解の違いが
サウナを推奨する(医学的見地で入っちゃダメな方を除く)方も居る一方で上記に記したような慎重派な意見やそもそも日本人にサウナは合わないというか普通の入浴で充分と言い切る医師もいらっしゃいます。
当記事ではリスクの方を全面に出した記事としましたが以前からサウナ好きな方の意見を否定するつもりは一切ございません。こういう考えもあるんだな程度にお読みいただけると幸いです。ちなみにうp主はサウナどころか普通の温泉すら入れない熱がりなので入る入らない以前の問題ですw永遠のおひとり様なので何も問題ないですがw
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