実は明確な規定が無い?
義足や人工関節を使用している方、体の内部に障害を持つ方や難病の方、(知的障害や精神障害なんかも含まれるらしいです)骨折などケガの治療中なんかも含まれます。また移動や日常生活で支援を必要とする高齢者や妊娠中の方、(なお妊娠中の方には「マタニティマーク」もあります)車いすを使用の方・歩行に支援が必要な方などなど・・・
外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、2012年ころから東京都福祉保健局が作成したマークが元祖となります。(現在も著作権自体は東京都が保有とのこと)その後、経済産業省において、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、外国人観光客にもより分かりやすい案内用図記号とするため2017年に全国共通の規格として(専門用語だとJIS規格)「ヘルプマーク」も追加されました。
対象者なのだが?
市区町村窓口(障害福祉担当部署)などで配布されています。あらかじめ申請方法を確認することをおススメします。また必要とする客観的な資料(例:医師の診断書、障害者手帳などなど)が必要な場合があります。また地域によっては市区町村窓口だけでなく公共施設などでも配布している場合があります。いずれの場所でも資格を満たしていれば無料でもらえます。
もしヘルプマークを身に着けた方を見かけたら
電車やバスの中では席を譲りましょう。(例えば疲れが酷いときまで譲らなければいけないものではありません、あくまでも任意ですが乗務員からの指示の場合はそれに従って下さい)外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいらっしゃいます。
また、外見からは分からないため優先席に座っていると不審な目で見られ、ストレスを受けることがあるのです。(うp主も実はそうなんだがあえて使わないのは別のお話。「なんか印籠みたいで(自身がするのは)イヤ」とのこと。)駅や商業施設等では、必要に応じて声をかけるなどのご配慮をお願いします。(むやみに声掛けすると逆切れする人がたまに居るのでご注意)交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がおられます。
災害時には、出来る範囲で安全に避難するための支援をお願いします。視覚障害者や聴覚障害者等の状況把握が難しい方、肢体不自由者等の自力での迅速な避難が困難な方がおられます。
※ヘルプマークの販売は認められていません。(時折フリマサイトなどで出品されているのを散見するが)
※ヘルプマークに関する寄付活動等には一切、関与しておりません。(過去にヘルプマークとよく似たデザインのグッズを作って大炎上した芸能人が居た気が)
※ヘルプマークの趣旨に沿った適正な利用をお願いします。くれぐれも悪用は厳禁です!
また鉄道車両内などの優先席にも啓発ステッカーを標示されるようになってきました。
おことわり
上記の記事はあくまでも執筆者個人の見解であり特定の地域や個人、団体などを批判したり逆に宣伝したりするものではありません。なにとぞご了承下さい。またこの記事を読んでからムカつくとか涙が出るとか言われましても当サイトでは責任を持てません。
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