震災で精神科に通院
私は、東日本大震災の後から精神科・神経内科に通うようになりました。まさか自分が精神科に行くことになるなんて、今までは夢にも思っていませんでした。東日本大震災は、近年でもまれに見る大きな大災害です。当時職場にいて避難して、命はとりとめたものの、震災から約1ヶ月後に今後の不安や絶望感で体がだるく動けなかったり、朝起きれなかったり、無気力無関心の状態が続いており、職場の人に大きな病院へ行くように勧められました。
精神科に行くのはもちろんはじめてで、それも不安でしたが両親が付き添ってくれたので安心して病院の門をくぐることができました。最初に状況や状態を確認され、不安、無気力、無関心、体がだるい、不眠、早朝覚醒、鬱っぽいといった症状を伝えると、「ストレス反応・不安障害」と診断され2週間ほど仕事から離れたほうがいいですねと主治医に言われました。パキシルとソラナックス、ロヒプノールを処方され2週間ごとの通院となりました。
休職明けの2週間後に職場へ出勤しましたが、なんだかいつものように仕事ができません。もともと責任感が強かったので、上手く仕事が出来ない焦りで自分を責めてしまいました。その後も通院は続けましたが病気は良くならず、不安定な状況が続きました。
主治医に症状を伝えて色々と処方を変えてもらいましたが、仕事への早期復帰の焦りからかなかなか良くなりませんでした。その後また休職することとなりましたが、傷病手当をもらっておりましたので、金銭的な不安は少なかったですが、仕事を離れるというブランクからの社会復帰がとても難しく感じていくようになったのです。
私の主治医は、病院では結構人気のある精神科医でしたので時間の許す限りじっくり話も聞いてくれましたし、薬も必要最小限の処方で、生活環境の改善も考慮して治療にあたってくれる良いドクターでしたので、大変信頼しておりました。
医師が変わりクスリ漬けにされる
しかしながら、4年お世話になった頃に病院を辞めることになり自分もそのタイミングで他の精神科のある病院へ紹介状を書いてもらい転院しました。転院先の病院での主治医は、院長先生が担当になりましたが、じっくり話を聞いてくれる先生ではありませんでした。薬をバンバン出してくる先生で、今まで3種類だった処方が6種類に増えました。
状況は、一時的に良くなったかのように思われましたが、薬の副作業が思った以上にきつく、ほとんど動けずベッドに寝たきりになり入院することになってしまいました。入院してからく薬を調整してもらい3ヶ月ほどで退院できましたが、今でも処方された薬の量が本当に治療に必要だったかどうか疑問が残ります。
現在もまだ通院中ですが、精神科は内科や外科と違って目には見えない心の病ですので、医師の技術と知識、経験の差によって治療方針やその後の治療期間がかなり変わってきます。精神科に行くときは、医師の評判や口コミ、病院の環境等を十分考慮して病院選びをしたほうがよいでしょう。
うp主より
この記事を書いていただいた方はじめ過日の震災に逢われた方にお見舞い申し上げます。「じっくり患者の話を聞く」医師は精神科や心療内科では特に少数派のような気がします。むしろ「クスリをバンバン出す」医師のほうが多いかも?近年はこういうバンバンクスリ出すような事がようやく行政でも問題になるようになり多剤大量処方は規制の方向には進んでいるようです。当サイトでも微力ながらこのような問題解決の一助になればと思っています。また上記の記事はあくまでも個人の感想でありましてクスリなどの効果や効能を示すものではありません。
スポンサーリンク