新人看護師の夜勤
現在は主婦ですが、独身時代の話です。今より15年ほど前、看護師として就職した私は職場の寮で生活していました。寮といっても、借り上げのアパートだったので、実質の一人暮らしです。職場から徒歩5分の好立地のアパートで、新社会人生活を送っていました。
看護師になり人生で初めての夜勤のある生活をすることとなりました。当時の職場は三交代だったので、朝から夕方まで働き、帰って寝て夜中の0時から勤務ということもよくありました。新人でもあり、定時に帰れることもなく、それでも夜勤入りの日は普段よりも早く帰らせてもらっていました。帰り道のスーパーに寄り、夕飯と夜勤のご飯を買って帰り、お風呂に入って寝る。普段でしたら即眠りにつける私も、わずか2、3時間後には起きないといけないと思うとなかなか眠りにつけずにいました。
もちろん目覚まし時計はセットしておきますが、新人当初は夜勤のある日は家族にモーニングコールを依頼していました。(起きるのは23時前なので家族の就寝前になります)夜勤生活も半年ほどを過ぎ、その日も昼間勤務後の夜勤勤務の日でした。仕事が特別忙しいわけではなく、定時には帰れました。いつものように、スーパー経由で帰り、食事を済ませ寝支度を整える。目覚まし時計もセットしていました。夜勤生活に慣れてきたのか、寝つくにも時間がかからず、気持ちよく眠りについていました。
電話の鳴る音で目の覚めた私は着信を見て飛び起きました。職場からです。寝ぼけた声で電話を出たところ「まだ来ないけど大丈夫?」との声が。先輩からのモーニングコールでした。慌てて飛び起き準備も着替えをしたくらいで、普段自転車5分の距離を猛スピードで駆け抜けました。タイムカードを押すと23:50。業務開始は0時なので遅刻は免れました。当時は一時間前には出勤していたので、いつもなら来ているはずの人が来ない場合は連絡をとることになっていました。
そのお陰で遅刻は免れたものの、新人なのに遅刻していくのが恥ずかしく恐縮し連絡をくれた先輩に終始感謝していた記憶があります。前にも先にも遅刻しそうになったのはこれ一回きりでした。
交代勤務あるある?
三交代勤務では結構あるあるな話だと思いますが、いざ自分がとなると焦りますね。酷い人は、連絡しても折り返しもなく遅刻決定。業務開始になっても来ないため、勤務交代した私が家まで起こしに行くということもありました。今では三交代勤務が見直され、この勤務自体減ってきていると聞きます。15年経った今でもこのエピソードは忘れられません。
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