生活保護やホームレスを叩くネット民

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炎上商法？

ここではあえて個人名は出しません。
過日、「生活保護のカネで猫を救え」などとYouTubeで主張した方がいて、当然のように大炎上していました。（自称メンタリストの方で２００万以上チャンネル登録者が居て調子こいている？）「ホームレスは〇ね？」（確かに臭いし治安が悪くなるのは事実かもしれないが）まあこの説を唱えた自称メンタリストには生活保護が必要になったとしても拒否という事でお願いします（笑）また某巨大掲示板創設者も援軍に加わっているようですが「火に油」状態。自称メンタリストのおかげで読みが同名の芸能人の方までとばっちりを食らっている模様です。

自称メンタリストが謝罪動画を出すも「反省になってない」とネット上を中心に言われてこれまた大炎上。過去の主張（自称メンタリスト動画、興味のある方は探してみてください。）がブーメランになって返ってきていますｗ。彼曰く「社会福祉施設に研修に行く」とかほざいているようだが。（まあ福祉施設から「のし」つけて返されそうだけど）メンタリストのメンタルがなってない？という説も出ています。

ついでに小学校の卒業証書を破いて動画にした自称不登校ユーチューバーが何か吠えているようです。自分が学校に行かない理由探し？との声も。高学歴はおろか学校行ったからと言って賢くなったり犯罪者になったりするのは全く別の問題だと思います。まあコレも親が義務教育を受けさせるのを放棄しているとかいろいろ言われているようですが話の本題からそれますのでココでは多くは取り上げません。

いわゆるパヨク大発狂？と思ったがそうでもないのはなぜ？常日頃から「弱者の支援を～」とかほざいているが口だけか？

一方で自称メンタリストに対し（生活困窮者やホームレスを支援されている）支援団体の４か所から抗議文を送られて自称メンタリストが謝罪動画を出すも抗議をされた支援団体のうちの１か所に謝罪を拒否される始末です。（嫌味たっぷりの特大ブーメランつきでｗ）（支援団体の方々は）長年にわたりそういった方々の支援をしているから当然と言えば当然だと感じました。

好きで受けているわけではない

ホームレスにせよ生活保護にせよ好きでそういう状態になったわけではないのが大多数なのに常に叩かれるという理不尽さを常々感じております。その一方で外国人がのうのうと生活保護を受けているという（いわゆる在日特権）じゃあ仮に生活保護受けるなとして、その生活の保障はどうするのかとどっかの襟立カミツキガメのように数日ガミガミ吠えたい気分です。

ホームレスにしても意外に（ホームレスに）なる前は意外にも会社員や会社経営者が多いのだそうです。勿論ですがネットカフェ難民の事も忘れてはなりません。（個人的にはホームレスの一種なので何らかの保護をする対象だとは思います、一部の自治体ではその手の取り組みも行われています。）

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差別的発言をするネット民

例えば生活保護受給者に対して「現金給付で無くすべて現物供与やクーポン券で支給しろ」「生活保護受給者を１か所に集めて自給自足の生活をさせろ」などなどネット上を中心に（うｐ主に言わせれば）トンデモ主張が散見されます。

仮に上記施策を実行したとして、どのくらいの経費がかかるのか考えたことはあるでしょうか？例えば受刑者（懲役囚など）１人あたりにかかる経費ってご存じでしょうか？児童養護施設などで０歳から１８歳まで居た場合の経費はいくらでしょうか？おそらくほとんどの方が答えられないと思います。トンデモ主張（個人的には勿論反対ですが仮に生活保護受給者を専用の施設に入れたとして）の直接の試算はされてはいないようですのでそれに近い？と思われる例で試算してみます。

刑務所の場合

（専門用語では矯正施設と言うらしいです、これには刑務所の他少年院や医療刑務所などが含まれます）まず受刑者の方ですが１人年あたりで３００万円ほど経費が掛かっているそうです。内訳としては矯正施設の維持費、刑務官などの人件費、受刑者用の食費や最低限の衣服と日用品、寝具などです。

ちなみに刑務所は基本的に冷暖房はありませんし洗面所なども水しか出ません。入浴も週２～３回しかなく時間も１５分とかです。食事もカロリー単位でキッチリきまっており、一般の生活ではありえない環境になっています。（まあ刑罰だから当然という声も十分わかるのですが）

ですので相当な金額がかかると思われます。当然その原資は皆さまの血税です。また受刑者という事は何らかの罪を犯してしまっているという事で刑務所に入るまでの経費も見逃せません。逮捕～拘留～検察に身柄送致～刑事裁判～（有罪確定の場合）刑務所に来るのでその過程の経費も見過ごせません。

※コレを記すと犯罪をしたんだから当たり前という意見があるのですが（お気持ちは充分わかるのですが）当記事ではあくまで生活保護にかかる経費との比較を記しているので御了承ください。また刑務所とか犯罪を扱うサイトでもありませんのでこのくらいにしておきます。

児童養護施設などの場合

児童養護施設や乳児院の場合ですが一般に０歳から２歳半までを乳児院、２歳半から１８歳までを児童養護施設に居た場合の経費は１人当たり最大１億円を超えるとも言われています。（うｐ主も調べてビックリしました、児童福祉に関しては詳しくないのですが親などが何らかの事情で子供を養育できない場合、２歳半までは乳児院というところに行きそれ以降は児童養護施設に行くことになります）内訳は施設自体の維持費、職員などの人件費（２４時間体制なので当然高くつく、こども数名に対し職員１名だそうなのですがその職員も激務です）、当然食事代に光熱費やら寝具などなど一般家庭で高校まで公立学校に通った場合と比較して２～３倍かかるそうです。

勿論児童養護施設入所の方で私立学校に通学は基本的にはできません。私立高校に特待生という名目で行ける可能性はありますが非常にレアかと思います。ただ現在は高校無償化になっていますのでもう少し緩い運用になっている可能性はあります。

参考までに里親家庭ですと３７００万円ほど（高校卒業までで）になるようです。また一般のご家庭ですと大学卒業までで１人当たり３０００万円と言われていますので高校卒業まででの比較でしたらもう少し安くなります。

話はそれますがこれらの施設の費用は所得に応じて保護者などが負担する事になっています。多くは収入が少ない、または生活保護受給かそれに近い状態の方が大半と思われますので保護者負担はあまり多くありません。保育園などの費用と同じ考え方です。

生活保護の場合

※過去に類似の内容があるかもしれません。生活保護の意味が分からない方はこちらをご覧ください。一方、現行の生活保護制度ですと住んでいる場所にもよりますが１人世帯で月当り生活費部分のみで（専門用語では「生活扶助」といいます）６～７万円くらいで家賃（住宅扶助）や医療費（医療扶助）などは別途支給ですので生活扶助＋住宅扶助で年額１２０～１５０万円＋医療費が年間１人あたりの平均で約８０万円です。（生活保護受給者の場合、国民健康保険に加入できないので１００％生活保護からの給付になり医療費がどうしても高額になる原因になる、そもそも病気や障害で働けない方も大勢います）

なお正確な給付額を明示していないのは現在住んでいる場所や受給される方の年齢や人数、（生活保護は原則世帯単位での支給になります）住居の状況などで変わりますので正確な金額を知りたい方は最寄りの福祉事務所などにご相談ください。（なにせ本職の方でも計算を間違うケースがあるとか）生活保護制度の基本的な事に関しては過去に記事をうｐしているのでそちらもご覧ください。

また「現金給付で無くすべて現物供与やクーポン券で支給しろ」という意見ですが生活保護の大きな目的に「自立」というテーマがありまして、生活保護から脱却できれば、それに越したことはないのですがそこまで行かなくとも少しでも受給者自身で生活できるようにケースワーカーを中心に日々奮闘されています。

またクーポン券とかにすると必ず「利権」が出てきますし、そのための経費も余分にかかる事になります。そんなことするくらいなら最低限の現金を渡した方がはるかに安上がりだとは思います。過去にどこかの政令指定都市で現金の代わりに支給額相当のプリペイドカードを貸与するというのを試行したことがありますが見事に失敗しておりました。まあ当然ですが。

このプリペイドカードと言うのがクセモノで当然民間企業がかかわる事になるのですが特定の事業者に（受給者の）買い物データを渡していいのか？などなど批判が殺到して数年で取りやめになりました。（低所得者の買い物データは喉から手が出るほどカード会社にとっては欲しいらしい、あと手数料収入も大きいとか）

人によっては金銭管理がうまくできないという方もいらっしゃいますのでそのような方は窓口で分割して支給したりとかレシートを保管してもらい支援も行われているようです。一方最近では家賃の代理納付（詳しくはリンク先を参照ください）とかジェネリック強制など受給者に対する締め付けは厳しくなっている気がします。

長くなってしまいましたが言いぐさはよくないですがどう考えても専用の施設なんかよりも在宅で生活保護の方がはるかに安上がりというのがお分かりいただけたかと思います。でもトンデモ主張をする人たちっていざ自分がそのような事態に落ちた時の事は考えて居るんでしょうか？まあ考えてないから上記のような事を平気で言うんでしょうが。まあそういう人達には率先して施設とやらに入っていただきましょうか（ニヤニヤ）

おことわり

当記事は、内容などを十分精査して制作しておりますが当サイト内の情報及びこの情報を用いて行うご利用者さまの判断につきまして、正確性、完全性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。サイト内記事などの情報に関する判断・決定に関しましては、ご自身の責任において行っていただきますようよろしくお願いいたします。

管理人敬白

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